
ここでは、カナダ入国には何が必要か、出発〜入国までの流れを、私が実際に体験したことをもとに紹介します。
最新情報はカナダ連邦政府HPで確認することをおすすめします。また英語に自信がない方は、在カナダ日本国大使館HPからも確認できます。
コロナ最新情報
2022年4月1日以降、ワクチン接種完了者の場合、入国前のPCR検査は不要です。
2022年2月28日以降、ワクチン接種完了者であれば、到着時にランダムに選ばれPCR検査を受けることになっても、結果を待つ間の自主隔離は不要になります。
※2022年10月1日以降、カナダ政府による水際・渡航措置が解除になります。
下記のことが、10月1日から不要になります。
・ワクチン接種証明書の提出
・ArriveCANでの情報提出
・到着前または到着後の検査
・新型コロナウイルス関連の検査または隔離を行うこと
・カナダに到着後、新型コロナウイルスの症状や兆候が現れた場合の状況観察と報告
・航空機及び鉄道でのマスク着用
なお、今後再び感染者の増加、新たな変異株が発生する可能性があるため、引き続き推奨されるワクチン接種の継続、手洗いなどの実施、人混みでのマスク着用、症状がある場合の自宅待機が重要とされています。
詳細は、カナダ政府のウェブサイトをご覧ください。
カナダに入国できる人
カナダに入国できるのは、例外を除き、ワクチン接種完了者であることが必要になります。
5歳未満の子どもはワクチン接種不要です。
6ヶ月以内の留学・観光の場合はeTAでの入国可能。
留学、ワーキングホリデー、就労の場合は有効なビザを所有していることで入国可能となります。
ワクチン接種完了とは
カナダ政府により承認された以下のワクチンを規定の回数接種後、14日以上経過していること。
- アストラゼネカ
- モデルナ
- ファイザー
- ヤンセン/ジョンソン&ジョンソン
- メディカゴコビフェンズ
- ノババックス
- Bharat Biotech
- シノファーム
- シノバック
入国に必要なモノとコト
①ワクチンパスポート
→各自治体で無料で発行しています。
申請先は、接種を受けた際に住民票のある市町村(通常は接種券の発行を受けた市町村)です。
各市町村のHPに申請に必要なもの、申請方法について案内がありますので確認してください。
書面での交付と電子交付があり、私は両方取得しましたが、実際は電子しか使用しませんでした。
②Arrive CANでの情報提出
→カナダ政府の無料アプリの登録と入力
アプリは頻繁にアップデートされる為、操作直前に最新版をインストールして下さい。
パスポート情報、ワクチン接種状況(接種日、ワクチンの種類など)、渡航情報(目的、入国方法、フライト日時、エアライン名など)、カナダで使用可能な電話番号の入力、コロナ症状の有無などを入力します。
同行する子どもや家族の情報も合わせて入力することができます。
途中からはカナダ到着日時の72時間以内にしか入力できません。
入力完了後に、ArriveCANのレシートが表示されます。この画面を入国審査官に見せるので、キャプチャーをして保存しておくと良いでしょう。
いざ出発!絶対に携行するもの
- パスポート〈有効期限に余裕があることを確認!!〉
- ビザ発給許可書(ビザの承認レター)
- 学校の入学許可証
- カナダ滞在先の連絡先
- 航空券(Eチケット)
- Arrive CANの申請完了画面
- ワクチンパスポート
- 残高証明証
上記の書類は、すぐに出せるように貴重品のバッグに入れておきましょう。
私は2歳の息子と一緒に渡航し、私は就労許可証のレターを持っていましたが、息子はレター類を持っていませんでした。
移民局に行くと、子どもは両親のビザと同じ期間の観光ビザを発行してもらえます。
その際に、子どものパスポート以外に、英訳された出生証明書(Birth Certificate)の提出を求められます。
私はたまたま、戸籍謄本の英訳文を持っていたので大丈夫でした。
カナダに住み始めてからも、子どもの手続きで、英訳された出生証明書(Birth Certificate)の提出を求められることがあります。
就労や就学でお子さんも一緒に渡航する場合は、事前に戸籍謄本の英訳文を準備しておくことをおすすめします。
私が何度も利用しているのは格安翻訳のトランスゲートです。会社のHPはこちら。
対応が早く丁寧なのでおすすめです。
出発〜入国の流れ
日本の出発空港
1.予定出発時刻の2~3時間前には空港到着
2.利用する航空会社のカウンターを確認
3.チェックイン = 搭乗手続き
ワクチンパスポート、Arrive CANの申請が完了しているかの確認があります。
事前にオンラインでのチェックイン、もしくは機械、カウンターでできます。
4.航空会社のカウンターで預け荷物の手続き
※ 事前に各航空会社の荷物制限について確認しておきましょう。
6.税関審査
5.保安検査場でセキュリティチェック
7.出国審査
8.搭乗口を探す
搭乗口の番号は航空券に記載してあります。記載してなければ、案内掲示板で 確認しましょう。
9.搭乗手続き
機内
10.機内
飲食時以外はマスク着用が義務づけられています。
カナダの到着空港
11.飛行機到着
忘れ物がないか十分に確認しましょう。
12.Kiosk端末で申告
入国審査(Immigration)の方向へ進むと、Kioskと呼ばれる端末の機械があり
ます。バンクーバー空港のKioskは日本語を選択することが可能です。パスポートのスキャン、顔写真の 撮影、税関に関する質問への回答などを行います。最後にレシートが出てくるので持参して次に進みます。
13.入国審査(Immigration)
入国審査官に書類を提示し、いくつかの質問に答えます。パスポート、ビザの 許可証、Kioskのレシート、入学許可証(学生ビザの場合)ワクチンパスポート、Arrive CANのレシート画面の提示を求められる可能性があります。
14.荷物の受取(Baggage claim)
15.ビザ発行
移民局(Immigration)のオフィスへ移動します。パスポート、ビザの許可レター、入学許可証(学生ビザの場合)を準備しておきましょう。
※ビザを受け取ったら、氏名、生年月日、期間を確認しましょう。
私のときは、大変混雑しており長い行列ができていました。乗り継ぎがある場合は、時間に余裕を持たせたほうがいいです。
16.出口でKioskのレシートを渡す
→無作為検査で選ばれた場合にはPCR検査
→乗り継ぎの場合は国内線(Domestic)へ移動
最後に
カナダ政府による水際・渡航措置が解除され、事前準備もだいぶ楽になると思います。ただ、今後の感染状況によってはまた変更になる可能性があるので、最新情報はこまめにチェックしましょう。
また、あまり飛行機に乗ったことがない方は出発前から色々不安だと思います。私も、飛行機に不慣れなうえに、子どもも一緒だったので書類や乗り継ぎなど不安でした。
困ったことがあれば、近くにいるスタッフにとりあえず聞きましょう!英語に自信がなくても、一生懸命説明すれば伝わります。
あなたのフライトが楽しいものでありますように。
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