MENU

カナダでの家探し!探し方や注意点を解説〜モントリオール編〜

カナダに長期滞在する方は、ホームステイからシェアハウスに移ることもあると思います。ここでは、カナダの部屋探しの方法、契約時の注意点などを紹介します。

部屋探しのポイントとなる、カナダの治安や私の体験談は以下の記事を参考にしてください。

あわせて読みたい
カナダの治安はいいの?【体験談あり】 海外に行くとなると治安は心配事の一つだと思います。カナダは銃の所持は違法です。しかし、日本のような治安の良い国で育った人にとっては、驚くような事件、事故があ...

留学生の多くは、はじめはホームステイで、慣れてきたら家賃を抑えるためにシェアハウスに住むことが多いと思います。

目次

カナダでの賃貸物件の探し方

インターネットの部屋探しサイトを利用する

私が主に利用していたのは、【 e-Maple 】【 kijiji 】【 Padmapper 】になります。

e-Maple
基本的に、掲載されている内容が日本語になるので、英語に自信がない方でも利用できます。また、日本人の方が投稿していることが多いので、メールでのやりとりも日本語でできます。

掲載数は多くはないですが、オーナーが日本人であることがあるので安心感はあります。

kijiji
カナダではメジャーなサイトになります。こちらのサイトは全て英語ですが、他のサイトより掲載数が多いです。

もし気になる物件がありオーナーにメールを送っても、返事がないことも多いので、他の物件も並行して探すといいと思います。

Padmapper
こちらのサイトも英語になります。希望の価格帯や部屋数で検索しやすく、地図や写真が綺麗で見やすいのが特徴です。

「For Rent」の看板を見つけて問い合わせる

住みたいエリアが決まっている場合は、そのエリアを歩いて「A LOUER」「FOR RENT」の看板が出ていたら問い合わせる方法があります。

看板を出しているオーナーは、空き物件があるけど急いで探していない、比較的裕福な人であることが多いです。私の経験上、裕福なオーナーは賃貸の交渉がしやすく、心に余裕がある印象があります。

・不動産会社を利用する

カナダの不動産会社は基本的に、自社で持っている物件しか紹介してくれません。選択肢が少ない可能性があるので、すぐにいい物件を見つけるのは難しいかもしれません。

不動産屋の物件の看板

モントリオールの賃貸物件事情

近年、カナダ全体で家賃価格が高騰しています。モントリオールも徐々に価格が上昇しています。しかし、他の州に比べるとまだ安い印象があります。

ルームシェアの場合は、自分個人の部屋があり、リビングルーム、キッチン、シャワー、洗面所、洗濯機は共有というところが多いです。

<部屋の数え方>
・1 1/2:シングルルームスタジオ(キッチン付)+バスルーム
・2 1/2:1ベッドルーム+リビングルーム(キッチン付)+バスルーム
・3 1/2:1ベッドルーム+リビングルーム(キッチン付)+バスルーム
・4 1/2:2ベッドルーム+リビングルーム(キッチン付)+バスルーム
・5 1/2:3ベッドルーム+リビングルーム(キッチン付)+バスルーム
・6 1/2:4ベッドルーム+リビングルーム(キッチン付)+バスルーム

モントリオール家探しのポイント

<エリアを絞って探そう>

モントリオールで家探しをする時は、エリアを絞って探すとことをおすすめします。
モントリオールはエリアによって主に使用する言語が異なります。

マップの西側(赤色)が英語圏、東側(青色)がフランス語圏になります。

日本人は西側に住んでいる人が多いです。英語の学校、仕事を希望する方、生活するうえで英語の方が安心する、という方は西側で探すのがいいと思います。

東側に住んでいる友人の話を聞くと、スーパーや公園では みんなフランス語を話すそうですが、多くの人がバイリンガルなので、英語で生活はできるそうです。

ただ、子供の保育園は完全フランス語なので、お手紙や連絡メールもフランス語になります。

https://www.mtlblog.com/this-is-where-people-speak-french-or-english-in-montreal

<メトロの近くがおすすめ>

モントリオールの特徴として、冬は雪がたくさん降ります。なので、雪の日でも学校や仕事に行きやすいよう、なるべメトロ(地下鉄)の近くに住む方がいいと思います。

バスもありますが、雪の影響でダイヤが大幅に乱れる可能性があります。

https://gotourismguides.com/montreal/montreal-metro-map/

<エリア、メトロに合わせて人気のエリアを紹介>

https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=17607520

Ville-Marie(ヴィル=マリー)
最寄駅:【McGILL】【PEEL】【GUY-CONCORDIA】

このエリアはダウンタウンになり、McGill大学とGuy-Concordia大学があります。そのため学生や海外からの留学生が多く住んでいます。

大学周辺はコンドミニアムが多く、学生向けのシェア物件がが多いです。

GUY-CONCORDIA駅周辺は、中国系、韓国系のスーパーやレストランがたくさんあり、日本食材も手に入ります。

ダウンタウンなので、便利なぶん、家賃の価格は高くなります。

Hochelaga-Maisonneuve(オシュラガ メゾヌーヴ)
最寄駅:【PRÉFONTAINE】【JOLIETTE】【PIE-IX】

東側のエリアで、フランス系の移民が多く、言葉もフランス語圏になります。

オリンピックスタジアムがあり、夏はイベントやライブがあり盛り上がります。

VANSのスケボーパークもあるので、好きな人は楽しいと思います。

Ontario通りはレストランやショップがたくさんあり、散歩するにもオススメです。

スーパー、アパート、公園、保育園も多く便利なので、若者からファミリーまで住みやすいエリアです。

ただ、St Catherine 通りは、ホームレスや薬物中毒の人を見かけることがあるので、物件探しの時には避けたほうがいいかなと思います。

Le Sud-Ouest(ル・スッド=ウエスト)
最寄駅:【LIONEL-GROULX】

ラシーヌ運河沿いに公園や自転車の道が整備されており、近くには、有名なAtwater Marketがあります。

ノートルダム通りにはシックなレストランや、カフェ、バーが並び、最近若者に人気のエリアです。

LIONEL-GROULX駅はグリーンラインとオレンジラインが交差するので、交通の便がいいです。

また、空港までのシャトルバス747の停留所があるので、空港までのアクセスもいいのが魅力です。

Rosemont-La Petite-Patrie(ロズモン ラ・プティット=パトリ)
最寄駅:【JEAN-TALON】

ここは、「リトル・イタリー」というエリアがあり、イタリアンレストランやショップ、スーパーが多くあります。

JEAN-TALON駅には有名なJean-Talon Marketがあります。

オレンジラインとブルーラインが交差する駅なので交通の便もいいです。

アジア系スーパーのオリエンタルマーケット(Oriental Market St-Denis)もあるので、日本食材も手に入ります。

インド系、イタリア系の人が多いので、いろんな国の食料品店があって面白いです。

近くにJean-Talon病院があり、長く生活するには便利で安心です。

賃貸価格もあまり高くはありません。

Plateau Mont-Royal(プラトー・モン=ロワイヤル)
最寄駅:【ROSEMONT】【LAURIER】【MONT-ROYAL】

このエリアは、若者や学生に人気で、モントリオールでも人気なエリアになります。

おしゃれなカフェやレストラン、セレクトショップやギャラリーも多くあります。

夏にはメイン通りが歩行者天国になり、イベントも多いため人通りも多いです。

その分、パトカー、救急車、消防車の音もよく聞こえます。

大通りから一歩なかに入ると、カラフルで可愛い建物が並んでおり散歩するにも楽しいです。

Plateauエリアのカフェやレストランで働いていて、近くに住んでいるという人も多いです。

人気のエリアなので、家賃も高くなります。しかしなかには安い物件もあります。

Notre-Dame-de-Grâce(ノートル=ダム=ド=グラース)
最寄駅:【VENDÔME】

このエリアは英語圏になり、学生や移民が多く住んでいます。

メイン通りにはおしゃれなショップが並び、建物も綺麗です。

VENDÔME駅周辺は英語圏で静かな住宅街です。

ダウンタウンへのアクセスも良く、日系のスーパーもあるので、英語を勉強している学生におすすめです。

駅の近くに、MUHC – McGill University Health Centre 、Montreal Children’s Hospital という大きい病院があるので、特にお子さんがいる家族には安心かなと思います。

大きい病院があって、治安も良いので、家賃の相場は上がります。

Westmount(ウェストマウント)
最寄駅:【ATWATER】

このエリアは英語が主体となります。

駅から外に出ると、高層コンドミニアムがたくさんあります。

ATWATER駅は改札から地下道を通って、モールに入ることができます。モールには、スーパー、薬局、100均、ホームセンターなどが入っていて、寒い雪の日にはとても便利です。

駅周辺にもショップ、レストラン、カフェが並んでいます。

日系の駐在員が多く住んでいます。

便利でアクセスがいいため、家賃は高くなります。

Outremont(ウトルモン)
最寄駅:【OUTREMONT】

このエリアは、ビクトリア朝時代の邸宅や並木道でしられる高級住宅街です。

駅周辺にはスーパーや薬局もあります。

また、ベルナール通りにはおしゃれなカフェやレストランもあります。

https://www.ledevoir.com/motcle/outremont

カナダの賃貸物件の特徴

家具付き、家具なしか選ぶことができる

家探しサイトで検索するときに、家具付きの部屋か、家具なしの部屋か条件をつけて検索することができます。

家具なしの方が月々の家賃が安いことが多いですが、はじめに自分で家具を揃えるコストがかかります。

留学生やワーホリの方は家具付きを選択することが多いと思いますが、物件によってはベッド、共有のソファ、最低限の調理器具のみのこともあります。

勉強するためのデスクやクローゼットなどの収納が欲しい場合は、実際に見学するときに確認しましょう。

冷蔵庫、オーブン、ガスコンロつき

基本的に、カナダの物件は冷蔵庫、オーブン、ガス(電気)コンロが備え付けです。
プラスで、電子レンジ、食洗機などがついていることもあります。

洗濯乾燥機については、物件によります。部屋の中についていて自由に使えることもあれば、オーナーと共有、地下にコインランドリーがあり他の住民と共有、近所のコインランドリーに行かなければいけない、などのことがあります。

寒い冬に外のコインランドリーに行くのは大変だと思います。

探すときや見学の時によく確認しましょう。

電気代や暖房費、水道代込みが多い

日本では、家賃とは別に、電気代、ガス代、水道代を支払うのが基本ですが、カナダでは家賃に含まれていることがあります。

冬は長い間、暖房を使用するので光熱費が高くなります。冬は大体$200前後になります。

インターネット料金についても家賃に含まれるのか、光熱費やお湯の料金と合わせて確認しましょう。

ちなみに、ケベック州は水道代は無料になります。

部屋探しの時の注意点

治安】

他の記事でも紹介しましたが、安心して生活するためにも治安の悪いエリアは避けて家探しをしましょう。
女性の場合は特に、見学の際には友達に付き合ってもらい、一人で行かないことをおすすめします。

必ず見学に行く

部屋の写真が実際のものとは違うことが多いです。実際に見学して、部屋の中の綺麗さ、まわりの環境、オーナーやルームメイトの人柄を確認しましょう。

モントリオールの建物は、築100年というのが多いです。一見すると、室内はリノベーションで綺麗に見えますが、よーく見ると、床が斜め、壁が薄い、ドアの隙間からホコリや砂が入ってくる、、、なんてことが多いです。

特に注意したいのがネズミ!!流しの棚の奥にドンっと穴が空いていて、夜中に音がすると思ったら、巨大なネズミだった!という友達の体験談。怖い、、、。

外観のオシャレさには騙されず、遠慮せずに、じっくりよーく見学してください。

【オーナー、ルームメイトの人柄を確認】

オーナーはきちんとした人か、何かあった時にいつでも連絡がとれるのか、実際に会って話すことで確認しましょう。トラブル防止のためにも大切です。

もし見学の際に、ルームメイトがいたら話してみましょう。共有スペースがある場合、ルームメイトの人柄によって、自分のストレス具合が変わってきます。

ルールの確認

物件情報や見学の際に、オーナーから住むにあたってのルールを提示される場合があります。
例えば、敷地内でタバコやマリファナ禁止、ペット禁止、パーティー禁止、などがあります。

契約する前には必ず確認しましょう。

【契約内容の確認】

契約に関するトラブルは多いです。

日本とは違うので、契約書はきちんと熟読し、納得したうえでサインしましょう。疑問や不明瞭が点があれば、必ずオーナーに確認してクリアにしましょう。

特に、月々の家賃の額、家賃に含まれることなどお金のこと、契約期間、退去時の約束、ルールなどはよく確認しましょう。

【デポジットについて】

デポジットとは、日本でいう「敷金」「保証金」と呼ばれるものです。契約時にオーナーに支払います。

もし入居者が部屋を汚したり、壊したりということがあれば、清掃費や修理費ということでデポジットから使われます。
基本的に入居者が問題なく住めば、退去時にデポジットは返却されます。

ただし!!ケベック州の法律でデポジットの請求は禁止されています。なので、オーナーからデポジットを請求されても断ることができます。ただ、断った時点でその物件の契約は難しいくなります。


【テイクオーバーについて】

テイクオーバー制度がある部屋では、契約時に入居者は、決められた金額を前の入居者に支払います。これが、家具家電を引き継ぐためのお金となます。入居者が退去時には、次の入居者に家具家電を引き継ぐのと引き換えにお金を受け取ります。

金額が人によって曖昧であることと、次の入居者がテイクオーバーを払ってくれる人でないといけないことなどから、トラブルになるリスクがあると思います。

ただ、モントリオールではこの制度は聞いたことがありません。バンクーバーでは時々あるようです。

契約期間中の退去は難しい

多くの物件の契約期間は7月1日から1年間というところが多いです。

もし契約期間内に退去することになった場合は、残りの期間の家賃を払い続ける、もしくは、他にも入居してくれる人を自分で探すかです。

あらかじめ、自分のビザの期間や引っ越しの予定を考えて部屋探しをしましょう。

最後に

カナダ生活を楽しむためにも、家選びはとても大切です。注意点が多く、何かとストレスに感じることもあると思いますが、焦らず、根気よく探しましょう。

モントリオールは建物は古く感じますが、室内はリノベーションで綺麗なところが多いです。また、オーナーや住民のセンスがいいのか、家具もおしゃれな雰囲気です。

ぜひ自分に合った部屋を見つけて、モントリオール生活を楽しみましょう。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメント一覧 (2件)

  • モントリオールで住居(賃貸マンション)を探しており、大変参考になりました。ありがとうございました。

    • akagaeruさん、コメントありがとうございます。
      お役に立てて嬉しいです。いいお家が見つかることを祈ってます♪

コメントする

目次