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カナダの治安はいいの?【体験談あり】

海外に行くとなると治安は心配事の一つだと思います。カナダは銃の所持は違法です。しかし、日本のような治安の良い国で育った人にとっては、驚くような事件、事故があります。
ここでは、バンクーバー、モントリオールの治安について、身を守るためのポイント、私が実際に経験したトラブルについてなど紹介します。

目次

バンクーバーの危険なエリア

・ダウンタウン・イーストサイド(Downtown Eastside)
チャイナタウン 〜 イースト ヘイスティングストリート(E.Hastings St)にかけては、バンクーバーで一番危険なエリアです。
路上には、ホームレス、麻薬中毒者、アルコール中毒者、売春婦などがたくさんいます。
夜間はもちろん、昼間でもできる限り歩かないことをおすすめします。
叫んでいる人もいるし、路上に麻薬の注射針が落ちていることも多いです。

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・サーレー(Surrey)
バンクーバーの郊外になるこのエリアは、インド系とヨーロッパ系が多く住むエリアになります。ダウンタウンに比べると家賃は安いのですが、治安が悪いので注意が必要です。

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モントリオールの危険なエリア

・Berri-UQAM駅周辺
モントリオールは比較的東側のエリアが治安が良くないと言われています。スリも多いので、特に夜間は一人で歩かないようにしましょう。

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よくある犯罪、トラブルについて

・スリや置き引き
空港、駅、ホテルのロビー、レストラン、カフェ、図書館などで、観光客や留学生を狙ったスリや置き引きの犯罪が多いです。最近は携帯のスリが多いです。

家族がフードコートで、カバンのファスナーを閉めずに一眼レフのカメラを置いておいた時に、親切な隣の人が「日本人の観光客を狙ったスリが多いから、気をつけたほうがいいよ。」と声をかけてくれました。たしかに、、危ないところでした。

・詐欺電話
カナダは詐欺電話がすごく多いです!カナダ政府や警察署、カナダ税務署を名乗り、「税金の未払いがあるから、すぐに振り込む必要がある。」「振り込まないと、強制送還になる。」など早口の英語で説明してきます。相手に考える隙を与えず、次々と指示をして、クレジットカードの番号やSINナンバーを聞き出そうとしたり、すぐに最寄りのATMから振り込むように誘導してきます。
英語がネイティブでない人を狙った、悪質な詐欺が多いです。

・住居侵入、窃盗
窓やドアを壊して侵入し、金品、パソコン、家電製品などを盗まれるケースが多いです。中に人がいても侵入してくることがあるそうなので、恐ろしい、、、。

・賃貸に関する詐欺
部屋探しの広告に、架空の物件を掲載し、内覧などは色々な理由をつけて断り、先にデポジットを払うように要求してくる。被害者がデポジット支払った後に、連絡が取れなくなる。という詐欺が多いです。私も経験し、危うく被害に遭うところでした。

・性犯罪、女性を狙った詐欺
海外では、日本人女性は「No 」と言わない、トラブルに遭っても通報しないなどと認識されていることがあります。
カフェなどで、片言の日本語や優しい言葉で声をかけ、「僕が英語を教えるよ。」などと食事に誘ってきます。親しくなった後で、金銭問題を持ちかけ、女性がお金を渡した後に連絡が取れなくなることがあります。
また、部屋の内覧に女性一人で行って、家主から暴行を受ける。という事例もあります。

・麻薬
カナダでは2018年10月にマリファナの使用が合法化されました。街でもマリファナを吸っている人を見かけます。
日本国籍の人は、原則として国外でも日本の法律が適用されます。日本の大麻取締法により、国外においても大麻の使用は処罰の対象となります。
パーティーやクラブで勧められても断りましょう。

身を守るためのポイント

Photo by Vie Studio on Pexels.com

・貴重品の管理をきちんとする
貴重品は肌身離さず持ち歩き、財布や携帯はズボンのポケットに入れずに、カバンに入れてファスナーは必ず閉めるようにしましょう。
バスや電車にホームレスが乗ることもあるので、居眠り厳禁です。

・知らない番号からの電話にはでない
カナダ政府など公的機関が、個人に電話をかけてくることは絶対にありません!!お知らせは手紙できます。(友達が実際に被害に遭い、領事館の人から聞いた情報です)
不審なText messageも無視しましょう。送られてきたリンクを開くと、携帯内の情報が盗まれる危険があります。

・住まいは安全なエリアで、セキュリティのしっかりした物件を選ぶ
部屋探しをする時には、賃貸の安さを重視して、治安の悪い地域を選ばないようにしましょう。鍵の有無、防犯カメラの有無、近所の夜間街灯の有無、家主やシャアメイトの人柄、緊急時には家主と連絡がとれる状態か、などの点を確認しましょう。

・契約書はきちんと読んでサインする
契約書にサインをした後に、確認不足で何か自分に不都合な事ががあっても、「契約書に書いてあるでしょ、あなたサインして同意しましたよね。」と取り消しや修正ができません。
契約書の内容を熟読し、間違いや不明瞭なことがあれば直接相手に確認しましょう。英語に自信がなければ、その場でサインせず、一度持ち帰らせてほしいと伝えてもいいと思います。
また、サインした契約書は、必ず大切に保管しましょう。何かの時に、証明になります。

・部屋の内覧は一人で行かない
女性は特に、トラブルに巻き込まれる可能性が高いので、内覧は友達に付き添ってもらうなどして一人では行かないようにしましょう。

・危険なエリアに行かない、夜間一人で出歩かない
基本的なことですが、自分の身を守るためには大切なことです。慣れてくると、行動範囲も広がりますが、トラブルに巻き込まれないためにも、危険な場所には近づかないようにしましょう。

・見知らぬ人について行かない、Noと断る
海外生活を送るなかで、友達づくりや英語の勉強のために、Meetupなどの交流の場や、パーティー、BBQなどに行くことがあると思います。
ホームシックなどで心細い時に、優しく話しかけてくれる人がいると、ついつい信用してしまいそうになりますが、なかには犯罪目的の人もいます。むやみに信頼せず、怪しいと感じたらその場で「No」と断りましょう。

もしトラブルに巻き込まれたら

Photo by Jacoby Clarke on Pexels.com

緊急事態には、911番にかけましょう。
911番に電話すると、電話交換手に繋がるので、落ち着いて警察か救急、もしくは消防のどの機関に繋いでほしいのか伝えましょう。

緊急でない場合、実際に犯罪に遭って、どのように対処したらいいかわからない場合は、総領事館に相談しましょう。
在バンクーバー日本国総領事館HP
在モントリオール日本国総領事館HP

体験談

私と旦那さんでバンクーバーに来た時に、はじめ2週間しかAirbnbをとっていなかったので、2週間で部屋を見つけないとと焦りもありました。
craigslistで部屋探しをして、ダウンタウンの高層マンションの、キッチン共同の一部屋を借りることにし、その場で契約しました。
しかし、住んでみると、シェアメイトがマリファナを吸う人で、一日中家にいるので、家中がいつも臭い状態。契約違反なので家主に報告しても取り合ってくれません。また、私たちの郵便物も家主が受け取っているはずなのに、忙しいからと言って、私たちに渡してくれません。色々不満があり、改善してもらえないので、2ヶ月で退去することにしました。
退去時に、家主からデポジットは後で振り込むと言われたので、そのまま引っ越しました。しかし、、、数日後メールで「契約書に契約期間は1年間と書いてある。あなた達は2ヶ月で退去したから契約違反だ。デポジットは返せない。」と言われました。
慌てて契約書の控えを読むと、確かに「one year」って書いてあるし、私たちサインした、、、。その後、私たちから直接話したいと電話やメールを送るも、全部無視。
結果的にデポジットは返ってこず、私たちの郵便物も受け取れずに泣き寝入りでした。泣

次に引っ越した先の家主は、すごくきちんとしている上に、すごく親切な人でした。契約書と毎月の家賃の領収書を丁寧にファイリングして渡してくれました。郵便物はすぐに届けてくれるし、住んでいて不備があれば、その日に対応してくれました。クリスマスなどの食事にも招いてくれて、家族のように親切にしてもらい、3年経った今でも連絡を取り合っている仲です。

この経験から学んだことは、契約書はきちんと読む!家主の人柄大切!ということです。

海外に住んでいると、日本では考えられないような事件が起きます。自分の身に起きた時はショックですが、そこから学ぶことも多くあります。しかし!起きないことに越したことはありません。自分の身は自分で守り、楽しいカナダ生活を送ってください。

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